笹田 奎太
JOB INTERVIEW

四輪/GUIデザイナー

笹田 奎太

/ 2018年入社

INTERVIEW CATCH COPY
お客様と100%シンクロする
インターフェイスを開発して
クルマの進化に貢献したい。
STORY 01

クルマのコックピットを作る仕事。

GUIはGraphical User Interfaceの略。ナビやメーターなど液晶画面が入る箇所に関わるデザイナーのことで、タッチパネルをポポンと押したときに表示される画面を、「どういう風に表示させるか」、「どういうステップでお客様のクルマ操作をナビゲートしていくか」のデザインをしています。飛行機でいうコックピットのような場所を作る仕事です。

クルマは家具や家電と比べて大きさのあるプロダクト。遠くない未来、自動運転が進めば、人間がすっぽり包まれるようなプロダクトに進化する可能性があります。生活を支えるパーツというより空間づくりに近いことができますし、時代がモノからコトへシフトしているなかでデザイナーとしてできることを増やしたいと思い、入社5年目のときに自ら希望を出して異動しました。

STORY01
STORY 02

お客様が違和感なく
操作できるものを作ることがゴール。
自分の努力は気付かれないほうがいい。

スマートフォンのGUIだと画面に触れるのは指先だけ。クルマの場合は足でアクセルを踏むとスピードが上がり、全身で重力を感じながら手でハンドルやレバーを操作するため、運転する人の五感すべてを意識して設計することが特徴です。安全な運転を実現するには、運転中の動きを邪魔しない、触ったときに心地よい、操作する人がなんの違和感も感じないのが理想とするゴールです。開発にあたってはお客様視点でいろいろ考えますが、最終的にできあがったものは、いい意味で存在感がないものがベスト。その矛盾した感じを追い求めていくのが面白いですね。

STORY02
STORY 03

人の考え方や行動パターンを知る。
自分の足も使って
情報の解像度を上げる。

デザインは数値化しにくい分野。特にGUIデザインは企画自体が感覚で始まり、評価もお客様の感覚によって判断されます。どうやってアプローチしていけばいいのかも、その人の感覚に任されていることが多く、スキルを上げるために何をすればいいのか、今も試行錯誤しながら取り組んでいます。今、挑戦しているのは、人間の考え方や行動パターンの知識を増やすこと。人の感覚によって良し悪しが判断されるのだから、もっと人について知る必要があると思って取り組むようになりました。乗って欲しい人、つまりはターゲットとなる層の生活実態を把握することでインスピレーションを膨らませています。その人は自分と同年代なのか、あるいは上司ぐらいの年代なのか。家庭を持っているのか。どういった日々を過ごしたいのか。ネットだけでなく、自分の足も使って、周りの人の声を聞きに行き、情報の解像度を上げることを心がけています。

STORY03
STORY 04

ゲームと散歩。
デジタルとフィジカルの行き来で
いいアイデアが生まれる。

一番の趣味はゲーム。今の仕事にもゲームにも、お客様に新しい体験を届けるという共通点があります。新しいインスピレーションが欲しくて、つい手に取ってしまうのだと思っています。GUIチームに所属してからは、存在しない世界を描いているものに惹かれるようになりました。プレイしているときも、ついつい「このゲームのUIってこんな感じなんだ」と注目してしまいます。

もう1つの趣味が散歩。自然の中を歩いていると脳がリフレッシュされるのがいいんですよね。妻と一緒に湖がある公園に出掛けて、エリア全体を歩き回ることが多いです。仕事がデジタルにどっぷりのため、散歩のときはデジタルデトックスというか、スマホにもあまり触れません。

そうやってデジタルなこととフィジカルなことを行き来していると、気持ちの切り替えがうまくできるし、新しいアイデアが閃くことがあります。こういう瞬間はすごく気持ちがいいです。同時に、自分はGUIの仕事が好きなんだな、面白いことがしたいんだなと感じます。GUIは設立されてからまだ数年の若いチーム。これから生まれるクルマの価値の底上げに貢献したいし、みんなが求めているような一台を開発することが目標です。同じ志を持った仲間に、ぜひ来て頂きたいです。

STORY04
このインタビューに出てくる職種