Jimny

「プロの道具をデザインする」
機能に徹した飾らない潔さ
Jimny

デザイン開発の流れ

DESIGN FLOW
STEP 01

リアルなユーザーの声を聴く

ジムニーは日本やヨーロッパの森林組合やハンターなど過酷な環境で活用されている現場を体験することから開発がスタートしました。
調査の過程で、こちらからの「危険な場所での走行が楽しく感じたりすることはありますか?」という問いに、「いや、やっぱり怖いです。無事に帰りたいですから。」という返答を受けました。
我々が普段のレジャーに使っているのとは全く違うプロフェッショナルの持つ覚悟に考えを改め、この車に求められる機能/性能を再確認し、コンセプトは「機能に徹した飾らない潔さ」に決まりました。

リアルなユーザーの声を聴く
STEP 02

初期デザインスケッチ

「プロの道具をデザインする」「機能に徹した飾らない潔さ」というシンプルで強いコンセプトなので、初期スケッチから最後まで、方向性にブレの無いデザイン開発となりました。
狙いを最も表現できるデザインを探し続け、何百枚ものスケッチが描かれます。
そこに行くだけでなく、帰ってくることが目的です。

初期デザインスケッチ
STEP 03

検討されたデザイン案のスケッチ

魅力的な提案は技術的な要件を盛り込んだ詳細なスケッチに進みます。ジムニーも多くのアイデアの中から最終案が決定しました。
内外装を通して360度見渡せて傾斜地などでの車の状態が把握しやすいこと。岩や木にヒットしにくく、ヒットしたときにダメージを受けにくいこと。
過酷な条件下で迷わず操作できることなどの意図がスケッチに込められています。
これをもとにモデルが作られ立体での検討に進みます。

検討されたデザイン案のスケッチ
STEP 04

ファイナルスケッチ

ジムニーのイメージを的確に伝える最終スケッチです。
オフロードを走るための対地障害角が取られたプロポーションや、運転者から車体の四隅が見える車体造形。
グローブをはめていても操作しやすい操作系やグリップ類など、プロの道具として機能に徹することがスケッチの表現にも表れています。

ファイナルスケッチ
STEP 05

スケールモデルから1/1モデル化

スケッチはモデル化されより良い造形を追求します。
エクステリアではスケールモデルでイメージをつかみ、実寸のモデルで詳細に作りこみます。
インテリアでは最初から実物大のモデルを作り、お客様の立場になって「乗る」「使う」を確認しながら開発を進めます。

スケールモデルから1/1モデル化
STEP 06

機能としてのCMFデザイン

スズキでは、デザイン開発の初期段階からCMFデザインが始まります。
製品の狙い、コンセプトに合うCMF開発が実現できるのはそのためです。
ジムニーのボディカラーには、レジャーやレスキューに求められる「目立つ性能」と、森林保全やハンターなどに求められる「隠れる性能」だけに特化したカラーが存在します。ここにも機能に徹する面が表れています。

機能としてのCMFデザイン
STEP 07

細部まで「潔く機能に徹する」

部品の細部まで、コンセプトを貫いてデザインしました。
グローブをしたままでも操作しやすいダイヤルやハンドル、岩に当たっても割れにくいよう車体の内側に配置されたヘッドランプなど、すべてが「機能に徹する潔さ」に基づいています。

細部まで「潔く機能に徹する」