CMFデザイナー

CMF DESIGNER
形と共鳴する色彩、
思わず触れたくなる素材感。
CMFで形に命を吹き込む。

仕事内容

CONTENTS OF WORK
WORK 01

デザインコンセプト

市場調査やトレンド調査にもとづいてデザインの狙いを定めます。

クルマのイメージを大きく左右するCMF

CMFは人の心を大きく動かす力があり、カーデザインの中でも重要な役割を担っています。それは同じ形であってもCMFをアレンジすることで、お客様が大きく変化するからです。そのためにCMFデザイナーは日ごろからファッションやインテリア、雑貨等にまでアンテナを広げてトレンド収集を行い、車両コンセプトを立案していきます。

WORK 02

イメージボード・イメージムービー・マテリアルボード作製

コンセプトの理解を深めるためにビジュアルを共有します。

各アイテムへのこだわり、そしてトータルコーディネイト

コンセプトを立てた後はそれぞれのアイテムの意匠開発が始まります。CMFデザイナーが扱うアイテムは車体色・樹脂・ファブリック・加飾部品・エンブレム・・・という具合に多岐にわたります。そしてひとつひとつのCMFがどんなに魅力的でも、それらを組み合わせた時にバランスが悪くては、クルマとしての魅力が半減してしまいます。そのために各部品をバランスよくコントロールしながら、トータルでコーディネイトしていきます。

WORK 03

CMFアイテムの具現化

サプライヤーとの協業によってCMFアイテムを具現化し、色・表面処理等のデザイン性向上を図ります。

満足いくまで積み重ねて検討

CMFデザイナーが思いを込めて提案した各アイテムの試作品が、実際の製品に近いレベルで仕上がってきます。
最初の想いとズレが無いか、組み合わせた時のバランスが良いか等、すべてのアイテムが狙い通りになるように何度も評価、調整することは欠かせません。

WORK 04

アイデアCG・CMFモデル

イメージボードにもとづいたCGやCMFモデルを製作し、量産車になった姿に限りなく近づけることでデザインの検証を行います。
またここでバリエーションの検討も同時に行います。

  • デジタルツールの活用

    近年CMF開発において、よりスピーディーな意匠確認のため、デジタルツールを積極的に活用しています。時にはCMさながらのムービーを作り、スタイリングメンバーと共有することで、イメージの共有を図ることもあります。

  • CMFモデルの製作

    CGで提案内容を絞り込んだら、内外装のフルサイズモデルにCMFアイテムを反映し、1台のクルマに仕立てます。モデルが出来たら何度も部内評価を行い、ブラッシュアップを重ねた後、審査会に臨みます。

WORK 05

生産に向けての調整

提案したアイテムが自動車としての品質基準をクリアしたものであるかの調整を行います。

末永く商品を気に入っていただくために

CMFデザイナーがアイテム開発を行ううえで大事な業務の一つに、物性確認があります。
耐候性、耐摩耗性、傷つき等々、日常の使用に耐えられる製品にするためには沢山の試験をクリアしなければいけません。
そのためには設計部門や生産部門と何度も打ち合わせを行い、デザイン性と物性とを両立させる手段を検討します。これもCMFデザイナーの大切な仕事です。

デザインスキル / 使用ツール

DESIGN SKILL / TOOL
デザインスキル
  • ファッションやインテリア、グラフィックデザインのセンス、これまで得た経験や学んだスキルが活かされます。
  • クルマに詳しくなくてもカーデザイナーとして活躍できます。
    色を見るだけで思わず情景が浮かんでしまう人、気になる素材があると思わず触れてしまうような人に最適な仕事です。
    そこで感じたものをC・M・Fに置き換えて、クルマで表現してみませんか?
使用ツール
  • Photoshop・Illustrator・VRED・Substance などを使用しています。